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SiliconLinuxBuilder2.0 †SiliconLinuxとは、ROMDISK上で動作するlinuxディストリビューションです。 目次 無保証 †ここに書かれたドキュメント及びここで説明している実行ファイルは無保証である。 ライセンス †
SiliconLinuxBuilder概要 †siliconlinux-2.00pre1 は Debian 3.0(woody) Kernel2.4.19 ベースになっています。
開発機の準備 †開発用PCを用意してください。
SiliconLinuxBuilderのインストール †
sudoは必須ではありません。どうしても sudo を入れたくない場合は入れなくてもかまいませんが、/usr/local/bin/silinuxbuilderコマンド を root ユーザーで実行する必要があります。そうすると、キータイプ間違いなどで悲惨な事故を起こす可能性があります。できる限り sudo を入れたほうがよいと思います。 # apt-get install sudo で sudo が入ります。/etc/sudoers ファイルを編集します。sudoについては他のドキュメントを参照してください。ここでは著者の /etc/sudoers ファイルの一部を参考に載せておきます。 # visudo (/etc/sudoers ファイルは直接編集せずかならず visudo コマンドで編集する) # User alias specification User_Alias SLBLDER = ebihara, iww # User privilege specification root ALL=(ALL) ALL SLBLDER ALL=NOPASSWD: /usr/local/bin/silinuxbuilder 意味
SLBDERというエイリアス(グループ)に ユーザー ebiharaとiwwを登録。 SiliconLinuxBuilderの使い方 †sudoがセットアップされていれば、作業は一般ユーザーで行えます。sudoが無い場合は rootユーザーになって実行してください。 $ silinuxbuilder とオプション無しで打つとヘルプが表示されます。 ebihara@boss:~$ silinuxbuilder SiliconLinux Builder version 2.00 (C) Jan 20/ 2001 Yutaro Ebihara ebihara@si-linux.com this software is free-ware Usage: silinuxbuilder {new|edit|build|install|clean} $ silinuxbuilder コマンド new 新規プロジェクトの開始 edit 編集 build ファイルの抽出 install /mnt 以下にインストール clean プロジェクトの消滅 1.新規プロジェクトの開始 †$ mkdir rensyu1 $ cd rensyu1 $ sudo silinuxbuilder new $ ls chroot これで rensyu1 ディレクトリの下に chroot というディレクトリができます。これがSiliconLinuxの元になります。ユーザーが開発したプログラムはこの chroot の下にコピーします。 2.パッケージの追加削除 †$ sudo silinuxbuilder edit SiliconLinux Builder version 2.00 (C) Jan 20/ 2001 Yutaro Ebihara ebihara@si-linux.com this software is free-ware [edit] edit chroot directory type 'exit' when you want to exit. bash-2.03# キャラクタ環境の場合は 新規にシェルが起動されます。 X-Window System の場合は、新規にターミナルウィンドウが開きます。 新しい環境はターゲット木の環境の模擬なのでここで apt-get 等を利用してパッケージの追加・削除などを行ってください。 終わりましたら exit を打ってください。 3.ファイルの抽出 †chroot ディレクトリの下にはターゲット機実行時には不要なファイルがたくさんあります。この時点で約80メガバイトほどのディスクを消費しています。これをROMに格納するのは無理なので実行時に必要なファイルのみを抽出します。 $ sudo silinuxbuilder build SiliconLinux Builder version 2.00 (C) Jan 20/ 2001 Yutaro Ebihara ebihara@si-linux.com this software is free-ware [build] build ./target directory step 0 cleanup old ./target step 1 copying files step 2 delete unnessesary dir and files step 3 remove log files step 4 calc disk space 20M ./target Finish okay, now, mount CompactFlash on /mnt and 'silinuxbuilder install' $ ls chroot target これで ./target/ というディレクトリに実行時に必要なファイルが抽出されます。標準の chroot-2.00を使う場合は約20メガバイト程度になります。 4.コンパクトフラッシュにインストール †あらかじめ準備の段階でCOMPACT-FLASHが使えるようになっているとします。 # cfdisk /dev/hdc (コンパクトフラッシュが /dev/hdc メディアだとして) # mke2fs /dev/hdc1 # mount /dev/hdc1 /mnt $ sudo silinuxbuilder install これで /mnt 以下にファイルが格納されます。 # umount /mnt してから取り出してください。 PCM5820用のカーネルとドライバが付属しています。PCM5820を利用の 場合は下記インストール手順に従って解凍するだけでOKです。PCM5820 以外のボードで利用する場合はカーネルとドライバをコンパイルし、 入れ替えてください。 5.カーネルとモジュールについて †silinuxbuilder ではカーネルとモジュールは取り扱いません。実行機に合わせてカーネルを構築してください。
おまけ †RTLinux †
関連ツール †
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